漠然とした大きな問題をAI化で解決しようとしても生産性は向上しない

2021年03月30日

みなさんは“ドーン案件”ってご存知ですか? 生産性向上を目的としてコンサル会社などに丸投げされるAI化プロジェクト案件のことです。そもそも何をどこまでAI化したら良いのか、その投資効果をどう算定したらいいのかわからないのでこのように呼ばれているようです。企業の多くは日本が先進国の中でも生産性が著しく低い実態を知っています。でも日本人の仕事は精緻でフォローが素晴らしいのも事実。したがって、心の底では日本のやり方が一番いいとどこかで思っています。

生産性が高い米国が日本と比べて進んでいるのは仕事のプロセスの標準化。ヒトの考えがもともと異なる社会では、標準化しないと同じ財やサービスが作れません。日本人同士の美徳である阿吽の呼吸や暗黙の了解。しかしそれを確認するのに、さまざまな打ち合わせも存在。せっかく、みなで決めたプロセスを変えたくないので、いくら仕事をカイゼンしても個人の経験知に留めてしまいます。すると、給与や勤務時間に合わせて仕事をしてしまう、見えない時間調整が始まります。これが企業活動の最大のムダのひとつです。スタッフ本人も楽してしまい成長が止まります。AI化をする前に、活動のムダを視える化して削いで行く標準化は、会社のためにも大事な従業員のためにもとても重要なことなのです。

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