行きつけのヘアサロンの店長は、若いながらにしてイノベーション魂に溢れています。毎日起きたときのワクワク感を実現するビジョンを社員と共有して、さまざまなヘアカット提案を行っています。
最近は、ある朝練にハマっているそうです。それが、髪の毛を一本一本切る技術。そうすると髪が自然ななびきを取り戻し、圧倒的に艶が出るそうです。髪の毛を濡らすのは時短でまとめて切ってしまいたいというコストカットの手法。一方でこの方の師匠はこの技術で既にサービスを商品化し、ドライカットと呼んでいるとのこと。3時間かかるので500ドルですが、ニューヨークで店を展開しとても人気になっているそうです。
これはまさにロット生産でなく一個流しを頑張るジャストインタイムです。髪の毛一本一本を切ると、後戻りややり直しが少なくなる。ハサミの刃渡りは必要なく、点で切るので道具が変わる可能性があるなど、さまざまな発見があるそうです。一個流しで劇的に変わる生産ラインの柔軟性と同様の効果も出ており、すでにヘアの ”ライン出し” が変わってきたそうです。
ただ、残念ながら男性のカットにはあまり関係ないそうです。。でも、毎月多くのことを学ばせていただいているこのヘアサロン。通い続けて新たな学びをみなさんとシェアさせていただきます。